詩作① 突如、蘇るのは海

目の前、そして辺り一帯は鮮やかなブルー

そして「スプラッシュ」
と叫びたく鳴るような海

軽やかさ
爽やかさ
清々しさ
と、
思わず表現したくなるような、
素晴らしさ

シャアー・・・シャアァァ・・・と、
騒がしくはないけれど、適度に波が振動している
「ゆらめき」

そして、誰かはわからないけど、
水着をきた女の子が、浜辺を走り回っている
波と連動しているように。

彼女は麦わら帽子をかぶっていて、茶色の髪には軽いパーマがかかっている
裏腹に、オレンジ色の水泳水着は、そんな彼女にしては幼く見える

でもそんなこと気にしないと言わんばかりに、
彼女はとても無邪気に、これでもかと言わんばかりの笑みをこぼしていた

しばらくすると海の中に入っていって、
誰かを、いや、私をか、なぜか手招きしている

「こっちにおいでよ」そう聞こえる

行ってしまおうか・・・。

彼女の溢れんばかりの子供っぽさに、思わずつられる

たまにはつられてもいいのよ、と
背中を押された気がした

そして、それでいいのだと静かに納得した私は
ゆっくりと海に入った

どうせなら心ゆくまでこの時間を、今目の前に広がる光景を
楽しんでしまおう

一瞬、海が光り輝いた

・・・キラッ